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2025/3/19
子育て
高校の授業料無償化。与党と協議されるようになり、全国的に注目を集めています。
大阪府では「授業料無償化」の影響で私立高校を選ぶ家庭が増えた一方で、公立高校の定員割れが進んでいます。
私の長女は大阪府立高校の1年生です。
そして3年後には次女の受験が控えており、我が家にとっても大きな問題です。
長女と次女の受験では、受験の傾向が大きく変わってしまいそうです。
既に全国的に授業料無償化は始まっていましたが、所得制限がありました。
大阪府では、段階的に所得制限を撤廃し、すべての生徒に適用することになりました。
私は、子育て政策に対する所得制限撤廃には賛成です。
教育にかけられる税金は、親の収入問わず均等な方がいいと思うからです。
ただ、その結果、今の大阪府で起きている状況には危惧を感じます。
大阪府では公立高校の定員割れが3年続くと、統廃合や閉校など再編整備の検討対象にするとしています。
今年度、通える距離にある定員割れをしていない公立高校は2〜3校でした。
いずれも偏差値が高めの人気校です。
もしそれ以外の公立高校が、この先続けて定員割れになってしまったら…。
次女が受験する3年後、公立高校が全くなくなることはないと思いますが、統廃合する場合でも偏差値の幅が保たれることを願います。
大阪府は学区制ではないので、府内であれば遠くの公立高校にも通えますが、高校生の長距離通学は現実的ではありません。
特に我が家は田舎なので利用できる路線は一つ、加えて自転車やバスを駆使して通学することになるため、公立も私立も通える高校は限られています。
公立高校の閉鎖が進むと、授業料無償化で選択肢が増えるどころか、減る可能性もあります。
私立高校に通いやすくなる代わりに、公立高校が減少するという状況が、果たして数年後・数十年後に高校生になる子どもたちの未来に良いことなのかは、大きな疑問があります。
授業料無償化が未来永劫続くかどうかも、わかりません。
私立高校は公立高校より授業料以外の入学金などの費用が高額です。
例として、近隣の私立高校入学金は22万円とありましたが、大阪の公立高校の入学金は5,650円です。
参照:https://www.pref.osaka.lg.jp/o180140/kyoishisetsu/furitukoukou/index.html
入学後は、更に授業料や修学旅行の積立もはじまりますが、公立高校より高額だと聞きます。
授業料が無償になったとしても、年間数十万円の諸経費の支払いは、厳しいご家庭もあるのではないでしょうか。
それなのに、もし近隣で、学力に見合った偏差値の公立高校が無くなってしまったら…。
最近、ネット記事で無償化と聞いたのに全額が無償というわけではないのを合格してから知った、払えなくて困っている、という話を読みました。
また、学校によっては一旦授業料を納める必要がある場合もあるそうです。
参照:https://www.pref.osaka.lg.jp/o180160/shigaku/shigakumushouka/mushokaqar6.html#q7
「無償」という言葉が一人歩きしてしまい、勘違いされないような広報も必要だと感じます。
私立高校、いくつか見学に行きましたが、やはり施設が美しく整っているなあという印象でした。
オリジナリティがあるかわいいデザインの制服が多く、子どもが行きたくなるのもわかります。
また、同じ系列の大学であれば推薦も受けやすいようで、その大学に希望の学科がある場合はとても助かると思います。
部活に力を入れている学校では、部活推薦や、スポーツクラブの推薦で入学が優位になることもあると聞きます。
最近は通信制高校を選択するお子さんも多く、私立人気の一つの要因だそうです。
同級生には、ダンスや美容など、将来の夢に直結した専門高校へ進む同級生のお子さんもいらっしゃいました。
私立高校の費用は高いけれど、大学進学や部活、将来の進路など、子どもの多様性に応じた学びを得られるというのはメリットだと思います。
公立高校でも、多様性がないとは感じません。
最近は文系・理系だけではなく、英語科を持つ高校も多いです。
第二外国語として韓国語やフランス語などを学べる学校や、音楽理論やスポーツの専門コースを設けている学校もあります。
また、公立高校でも部活に力を入れていないわけではありません。
子どもが通っていた公立中学では、帰宅部率も高く、先生方の部活への関わりも薄いなと感じていましたが、通っている公立高校では、顧問の先生もアグレッシブで、生徒とも仲良く楽しんでおられるのを感じます。
よくテレビに紹介されている部活もあり、その部活目当てで受験するお子さんもいらっしゃると聞きました。
子どもの学校では、私立高校のように学内に塾のような制度はありませんが、英検を目指す生徒には特別授業を行ってくれています。
テスト前には放課後に自習を見てくれるような先生もいらっしゃり、公立中学との熱意の差を感じます。
もし多くの公立高校が減ってしまったら、先生方はどうなってしまうんだろう…という思いがよぎります。
私立高校では土曜日も授業があることが多いようですが、公立高校は土曜日は休日なので、部活やアルバイト、ボランティアなど、自分の時間を多く持てることも子どもにとってはメリットではないかと思います。
ただ、やはり公立高校は全体的にお金がない、というのは伝わってきます。
見学に行ったある高校は、日の当たらない廊下を歩くととてもカビ臭く、トイレの便器は尿石がこびりついて茶色くなっており、さすがに衛生的にどうなのかと疑問を感じました。
部活で使用する道具も古く、壊れていたり、数が十分ではないので、近隣の学校と貸し合うこともあるようです。
見学に行くとそれぞれ個性ある校風を知ることができますが、残念ながらホームページやパンフレットなどが充実しておらず、伝えきれていないように感じます。
近隣の公立高校のホームページは、大半が同じフォーマットで、あまり予算が組まれていないのが想像できます。
何故、現状、たくさんの子どもが学んでいる公立高校にお金をかけないのでしょうか。
公的な学びを充実させ、多くの家庭がお金の心配をせずに通えるように、公立高校にも十分な支援が行われることを期待したいです。
つらつらと無償化で思うことを書きましたが、ここからは公立受験の体験談をまとめたいと思います。
塾にも通っていましたが、中3になるまで知らなかったことが多かったです。
五ツ木の模擬テスト、夏頃と11月頃に2回ほど受験しましたが、志望校選びの参考になりました。
塾の先生いわく五ツ木は少し厳し目に評価されるとのことでしたが、それぐらいの心持ちでいるのが良いように思います。
高校などに出向いて受験することになるので、本番の練習としても良い機会になると思います。
私立高校の入学説明会では先生と個別相談ができるのですが、五ツ木の結果も持参するほうが良さそうでした。
併願で受験する私立高校をどこにするかは、年末の三者懇談で相談し決めました。
その後、中学校と私立高校で「このお子さんは大丈夫そうでしょうか?」というようなやり取りがあると聞きました。
もし高校側から厳しいという返答があれば、受験校を再検討、となるようです。
もちろんその後に入試があるので、事前に合格の保証がもらえるわけではありませんが、滑り止めなので無難なところに決めるのが良さそうです。
ただ、これは併願だった我が家での経験談なので、専願で私立高校を受験する場合の経緯はわかりません。
公立高校では、問題の難易度が3パターン(A:基礎、B:標準、C:発展)に分かれています。
近隣の公立高校の大半が中ぐらいのB問題に設定されていました。
内申点は、1年生の成績から加味されます。
1年:2年:3年=90点:90点:270点という計算方式で、3年の成績が最も重要だということがわかります。
また、受験する公立高校により、内申点と学力検査の点数の比率が変わります。
内申点:学力検査の点数=3:7の高校もあれば、4:6の高校も、それ以外の比率もあります。
受験する高校の比率を確認し、内申点を集計し、過去門の点数を参考に、本番で何点取れそうかを計算します。
が、内申と学力検査合わせて◯◯点あれば合格です!と、公立高校が公表しているわけではありません。
中学の先生もどれぐらい点を取ればいいかなど、具体的なことははっきり名言してくれません。
塾はそもそも面談の機会が少なく、塾内テストの結果を参考にしたアドバイスが中心でした。
そのため、志望校で何点ぐらい必要なのかは、ネット掲示板などで情報を集めるしかありませんでした。
自己申告書では、公立高校のホームページなどに記載されている「アドミッション・ポリシー(求める生徒像)」を確認し、自分は高校でどのようなことをしたいか、また中学ではどのようなことを頑張ってきたかを作文のようにまとめます。
部活や生徒会、委員会、習い事や英検などの勉強…テーマは何でも良さそうですが、要は自己アピールです。
ボーダーゾーンにいる場合は自己申告書が合否に影響する可能性があるぐらい重要なのですが、中3の夏まで存在を知りませんでした。
書くことがない…と悩むお子さんもいそうです。
大阪府の高校受験について、現状感じていることをまとめました。
「授業料無償化」で私立の選択肢が増えるのはいいことですが、公立の選択肢が減ってしまうのであれば、本末転倒ではないでしょうか?
もし公立高校の削減が主な目的なのであれば、教育の未来が心配です。








