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未経験でWebデザイナーになること

2018/3/20

  • Web制作

春になり、転職活動中の方も多い時期でしょうか。 私は30手前で異業種からWebデザイナーに転職しました。 未経験でWebデザイナーの正社員になるのはハードルが高いですね。 この業界は特に即戦力を求める傾向にありますので、実際に正社員として勤めることができたのは、就職活動を初めて1年後のことでした。 私が転職活動をしていたのはもう20年近く前なので、制作会社の環境も随分変わっているかと思いますが、就職活動中のことや、その数年後に企業側の人間として面接をした経験を思い出して書いてみます。

面接を受けた時のお話

未経験でWebデザイナーの正社員の求人はかなり少ない

私が転職した頃はあまり新卒でWebデザイナーになられている方はおらず、ほとんどがDTPやグラフィックデザインからWebへ転向された方がご活躍されていました。 中途採用では、私のように異業種からの転職も多かったと思います。 逆に今の時代は、情報処理の学科などが増えているので、新卒からWebデザイナーになられた方の割合が多いのかもしれませんね。 私は正社員希望でしたが、「未経験可」の求人はかなり少なかったです。 逆にアルバイトであれば大半が「未経験可」でした。 もし実家暮らしなどで金銭的に問題なければ、アルバイトを半年〜一年ほど経験して、実務経験ありということで正社員を目指すのも一つだと思います。 でも私は生活費が必要だったので、正社員か派遣に絞って転職活動をしていました。

作品を経験者の方に見ていただいた

大半の企業では、面接で作品を提出する必要がありました。 この頃は、Webデザイナー向けの社会人スクールに通っていた時に課題で作った作品と、自分の趣味の分野に関するサイトをいくつか、まとめて4つか5つくらいのサイトを作っていました。 自分の好きな方向性の作品ばかりでは仕事としては成り立たないと思ったので、ちょっと尖ったデザインや、爽やかなもの、固めの企業サイトなど、色んなテイストになるようにしました。 Web関連のスクールでは、ソフトの使い方やHTMLなど基本的な授業が大半で、実際にどうやってサイトを作るのか実務的な授業はほとんどなかったのですが、卒業前の最終課題が大変勉強になりました。 ある会社のホームページのリニューアルを想定して、原稿と素材写真が配られます。 サイトの目的やサイトマップ等も添付され、実務に近い依頼でした。 完成したサイトを数名の講師の方が批評してくださいます。 そのダメ出しが的確で、根拠のない自信があった自分にはとても刺さりました。 また、あるクリエーター向けの派遣会社でも、作品のレビューをしていただいたことがありました。 PCで閲覧しながら、時にはソースを見て、ここをもうちょっとこうした方が良いとか、ここのコーディングは良くないとか、具体的に教えていただきました。 きっと面接官の方は実務経験者だったのでしょう。

試用期間は働く方も会社を見極める時期

未経験で正社員で入社できたものの、実は試用期間中に自分から申し出て退職しました。続けて二社。 理由は二社とも「Webデザイナーで就職したけれどWebデザインの仕事がほとんどない」「経営が不安定そう」というものです。 また、両方の会社に共通していたのが、社員が二、三名でWebデザイナーは新人の私だけ、というかなり小規模な制作会社でした。 実際に勤めて他の社員の方と話すと、面接で見えなかった会社の本質が見えてきます。 短い期間で辞めましたので、両方の経営者の方は怒っておられる雰囲気でしたが(^^;; 正社員として朝から夜まで働くなら、雑務に追われるよりは経験を積んで早くうまくなりたいと思っていたので、後悔はなかったです。

派遣は一般企業の更新担当の採用が多い

制作会社での就職がなかなかうまくいかなかったので、派遣会社で紹介された一般企業のサイト更新の仕事につきました。 こちらでは接客の仕事も兼ねていて日々楽しかったのですが、思ったよりWeb制作の仕事が無いし、いつまで契約が続くかわからない派遣社員では長くはいれないなあと思っていました。 なので、派遣中もずっと就職活動は続けていました。 派遣は3ヶ月や半年更新なので、転職活動の際にすぐ就職できないというのもデメリットかと思います。 ですが、運良く正社員の求人を見つけ、なんと採用! 更新終了まで2ヶ月ほどあったのですが、待っていただけるとのことで大変ありがたかったです。

就職活動中はフリーランスも兼務

派遣の良いところはアルバイトより時給が良いところと、定時で帰れること。 夜や土日は直接お請けした案件を自宅でもくもくと作っていました。 当時はホームページを持っていない店舗や企業も多く、知人の紹介であちこち営業に出かけていました。 実務経験がほとんどないので手探りでしたが、提案書を作り、デザインからコーディングまで。今よりフリーランスっぽかったかも。。 費用感がわからなかったので、今思えば激安価格でしたが、クライアントだけが都合がいいような条件はきちんとお断りし、安請け合いはしないように心がけていました。 この個人での仕事をまとめてポートフォリオにして、就職活動でアピールしていました。 就職活動中の約1年で、直受けで作成した案件がすでに10件近くはあったと思います。 そのままフリーランスでいいか、とならなかったのは、当時フリーランスの方が周りにいらっしゃらなかったのと、やはり会社に勤めて勉強する経験が必要だろうと思っていたからです。

なぜ採用されたのか

就職してから、どうして受かったのでしょうか?と聞いたことがあります。 その部署にはWebデザイナーの先輩がいたのですが、「新しい人をいれるなら、経験者じゃなくてあまり経験のない人に教えたい」と上層部に希望されたからだそうです。 また、電話応対やお茶汲みなども私の仕事になっていたのですが、そういう意味でもちょうど良い人材だったのかな?(苦笑) 必ずしも自分の作品が評価された結果ではなかったのかもしれませんが、結果的にはこちらの会社で色んな経験をさせていただいたのが、今の私の原点になります。

面接した時のお話

アルバイトさんに限り未経験OKに

アルバイトさんの求人には、スクールや職業訓練校で学ばれた直後の方の応募が多かったです。 また、DTPからWebに転職されたいということで、Webは未経験だけれどもデザインスキルが高い方もいらっしゃいました。 人事の判断で正社員雇用は経験者の中途入社か新卒に限っていたのですが、未経験で正社員というのはやはり難しいんだなあと働いてからも感じていました。

もっとポートフォリオや作品のアピールを

作品を印刷して紙で持参される方もいらっしゃいましたし、サーバーにアップしたURLを提示いただいたり、CDに焼いて持参される方もいらっしゃいました。 選りすぐりの自信作をお持ちいただいたのかもしれないけれど、一つだけ提示される方が多かったです。 中には、スクールで学んだグループ制作のサイトを提示される方もいらっしゃいました。 面接する側としてはそれでも大体の技量はわかるのかもしれないけれど、作れば作るほど上手くなるし、就職活動中は特に貪欲に手を動かして作ることって大切じゃないかなあと思っていました。

未経験のアルバイトさんのお仕事とは?

未経験のアルバイトさんにお願いするお仕事は、大体がアシスタント的な業務でした。

  • トリミングやパス抜きなども含めた、画像の大量制作

  • 下層ページのコーディングを簡単なものから

  • 簡単なバナー作成

  • 納品前の校正

いきなりデザインをメインでお任せします!なんてことはありませんでした。。 物足りないかもしれないけれど、先輩のデザインしたpsdを研究したり、社内のコーディングルールを覚えたり、色々と吸収できることはあると思います。 年中繁忙期みたいな現場では、社員が手取り足取り教ることは難しいと思いますので、基礎は自身で学んでおかないと厳しいですよね。。 未経験だから会社に入って教えてもらおう!というスタンスだと、周りのスタッフにとっては結構辛いものがありますね。。 もちろん、仕事内容は会社によって色々だと思いますけどね^ - ^

経験者でも就職活動は難しい!

さて、当ブログで何度か書きましたが、私は出産後にも就職活動をしています。 通勤時間+働く時間=子供を預ける時間、になるわけで、10時間を超えるとやはり躊躇してしまいます。 通勤時間の少ないところをと探した近場の企業では、正社員の求人で伺ったのに「主婦なら時給900円のパートだね!」と軽くあしらわれて悲しい思いもしました。 応募した企業の面接官の方々は明らかに私より10歳かそれ以上年下かも?という状況で、年齢のハードルの高さもひしひしと感じました。 この先、もしかしたらまた就職活動をするようになるかもしれません。 未経験で別の職種で働きたい!と思うようになるかもしれません。 いくつになっても働くことってパワーがいりますね! これから転職活動をしたら、面接官の方に「私のお母さんと同じ年ですね!」と言われてしまうかも!!!